ヨガインストラクターの後藤ハルカです。
2023年3月に、宇宙元旦である春分図を読み解きました。
新しい挑戦!といったムード漂う、まさに宇宙元旦にふさわしい雰囲気のチャートでしたが、
ここまでの3か月間でなにか変化がありましたでしょうか?
占星術には、一年の運勢を読み解く春分図のほかに、
3か月ごとを読み解く夏至図・秋分図・冬至図があります。
今回は、2023年6月21日に迎える夏至図を通して、
次の秋分までの3か月の星読みをしてみたいと思います。
前回の春分図の読み解きと合わせて、参考にしてみてくださいね。
夏至図の全体的な雰囲気について
春分図と同様、”新たなチャレンジ、未知の領域へ”の流れが続いています。
ここからの3か月間は、なにか「二つの領域」を行き来することで、
自身のエネルギッシュさを取り戻そうとするような挑戦をしていくことになりそうです。
例えるなら、「オンとオフのスイッチを切り替える」ようなことに意識が向くでしょう。
思考と感覚を使い分けるとか、仕事と趣味を両立するとか、
あるいは住む場所を二拠点にするとか、
二つの領域をダイナミックに行き来することで自分を活性化させていく流れがありそうです。
また、火の星座であるしし座に月・火星・金星が入っていて、
「何かを作り出したい・楽しみたい」という欲求の高まりを感じます。
その星々を見張るように、やぎ座に逆行中の冥王星が真正面に鎮座しています。
クリエイティブな欲求を、これからの社会においてどのように満たしていくのかを問われています。
今年の3月頃話題になったChat GPTは、世界に衝撃を与えましたよね。
実は、大きな変容を表す冥王星が改革のみずがめ座に入った時期です。
パワフルな惑星が、約15年ぶりの星座移動をしたことでのニュースによって、
これまでお金を稼げていたことがそうでなくなったり、人間が仕事の機会を奪われるなどということも示唆されています。
このような冥王星の「不可逆的な変化」を、個人レベルで体感された方も多かったのではないでしょうか?
今は冥王星が逆行して一つ前の星座であるやぎ座に戻ってきていることから、
AIの発展によって表れてきたメリットやデメリットを垣間見たうえで、
どのように自分の個性やオリジナリティを発揮していくのか?
ということを見直していく時期であるという見方もできます。
AIに支配されるのではなく、どのように使いこなしていくのかが大切、ということですね。
もちろんAIだけではなく、みずがめ座は「革新的なアイデア」を表す星座なので、
個人に置き換えて3月ごろの出来事や印象に残ったことを振り返ってみてくださいね!
例えば私の場合、今年の3月ごろを振り返ると、ある出来事をきっかけに
「家族との繋がりから視野を広げて、自分が関わるコミュニティも大切にしたい」
という意識が芽生えました。
それまでは、小学生二人の母でもあるので、基本的にはスケジュールを家族中心に立てていました。
ですがいつも子供や家族の行事やスケジュールを優先していたことで、
わたし自身のために時間をつかうことができず、不自由さを感じることがありました。
なので、今年は子供たちの手を少しずつ離して、
子どもなりの自立を見守ろうという意識に変わっていきました。
子どもが自分でできることは手助けせずに、声をかけて見守るようにしたり、
できる範囲でのお留守番をさせてみたり。
そこから少しずつスケジュールの立て方を自分中心に変えていく試みをしています。
以前は仕事以外の予定で留守にすることに罪悪感を感じていましたが、
最近はそれがなくなり家族にもすんなりお願いできています。
みずがめ座には「自立」とか「対等な関係」という意味合いもあります。
とくに私の出生図の場合、みずがめ座は対人関係を表す場所にあるため
パートナーとの対等な関係、ということもあるのかなと思います。
これまできっと、仕事を朝から夜遅くまで頑張ってくれている夫と、
好きなことを仕事にしながら子育てと主婦をしている自分を比べて
それが対等な関係と、私自身がどこか思えていなかったのですね。
けれど、家事や育児も、立派なお仕事です。
わたしがいることでどれだけ夫や子供たちは日ごろ安心していられているのか…
わたし、存在しているだけで尊いじゃない…
ということを、ようやく自分で認められるようになった気がします。
共鳴するものを探す、そして育む
夏至図は、かに座に太陽が入った瞬間の天体配置を切り取ったものです。
かに座には「共感・育む」という意味があります。
水の星座でもあり、感情にも関係が深い星座です。
みなさんは振り返ってみて、どのような変化がありましたか?
みずがめ座のキーワードである「自立、革新的なアイディア、対等な関係性のコミュニティ」
これらの分野で取り組まれてきたことをさらに育む時期です。
また、夏至のポイントであるかに座太陽に対してうお座土星が協調的な角度を結んでいます。
うお座には「癒し、奉仕、ボランティア、自己犠牲」などのキーワードが当てはまります。
土星は、無駄なものをそぎ落として現実的にしてくれる惑星です。
太陽は意志を表し、向かっていくべき方向を表す惑星です。
今年3月頃から、「人のために与えすぎてきたこと、少々自分を犠牲にして疲れたと感じていたことをやめていく」という流れが来ていました。
夏至図では、そこからちょっと抜けるというか、
「こんなにわがままで大丈夫かな?」くらいに自分軸が出来上がってくる人も増えてきます。
もしこれを読んでいるあなたがそう思えているのなら、きっともう”共鳴するもの”に出会えているのだと思います。
それはあなたの心の根っこのような部分になっていくでしょう。
もしまだ出会えていないと感じていたら、いろいろこまめに動いてみることをお勧めします。
情報収集をしたり、会いたい人に会いに行くなどがおすすめです。
気を付けたほうがいいこと
土星が逆行中で12ハウスという「隠された部屋」にあることから、
厳しさからフッと抜けたような感覚があると思います。
また、ドラマチックさを表すしし座に三天体があるため、
すこし気が大きくなりすぎたり、羽目を外してしまうような場面も増えそうです。
主張が楽観的過ぎたり、理想ばかり語ってしまうこともあるでしょう。
もしそんな自分に気づくことができたら、最も大切な人や運命共同体のような存在のことを思い出してみましょう。
謙虚な気持ちを持ち、自分の感覚や気持ちを丁寧に伝えていくように心がけましょう。
ここを乗り越えたらどうなる?
夏至図の頂点はやぎ座となっています。
やぎ座は、「社会という枠組みの中で自分の力を使う欲求」をあらわす星座です。
共鳴するものを見つけようとするプロセスを経て、心の安定する場所に落ち着く流れのなかで
その仲間たちと現実的に何を作り上げていくのかを考えたり、
また仲間と調和していく実際的な行動を取れるようになっていくでしょう。
結果を急がず、コミュニケーションを大切にゆっくりと進めていくこともポイントです。
中長期的な意識をもって取り組むことで、実りある結果に繋がります。
2023年夏至図の星の読み解きはいかがでしたでしょうか?
ここからの3か月間、皆さんが心身ともにクリアな状態で進んでいけますように!
また秋分図でお会いしましょう^^