浄化の方法や浄化の種類などを動画にまとめました。是非ご覧ください。


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アロマについて

アロマ・ロマテラピー(芳香療法)について

「アロマやアロマテラピーってよく聞くけど、何するのかわからない…」「なんとなく興味はあるけど…」
こんな声を耳にすることがあります。アロマって何だか難しそう…と思っている人も少なくなさそうです。

皆さまにアロマをより身近に感じ、日々の暮らしの中で楽しんでいただけるよう、ここではアロマ・アロマテラピー(芳香療法)について解説していきたいと思います。

目次

1.アロマを暮らしに取り入れよう
2.精油(エッセンシャルオイル)
3.アロマテラピー(芳香療法)
4.まずそろえたい、おすすめ精油8種
5.アロマを安全・安心に楽しむために

1.アロマを暮らしに取り入れよう

アロマを暮らしに取り入れよう

アロマのある暮らし

私たちの心に体に作用し、さまざまな効果をもたらしてくれるアロマテラピー。
自然からの贈り物である植物の香りを、精油を用いることで、日々の生活の中に取り入れ、香りの力を活用することが可能となりました。

アロマテラピーは、精油さえあれば、あとは特別な道具や材料はなくとも気軽に楽しむことができます。
アロマテラピーと仲良くなるには、何といっても実際に使い、効果を実感するのが1番です。
まずは、手軽に取り入れられる方法から試してみてはいかがでしょう。

健康維持やリラクゼーションを目的に、アロマテラピーを生活に取り入れるには、特別な技術や道具が必要だと思っていませんか?
自宅でのリラックス&リフレッシュタイムはもちろん、オフィスや外出先など、さまざまな場面で使える・活かせるアロマテラピーの実践・活用法を紹介していきます。

アロマの楽しみ方1・芳香浴(香りをかぐ)

芳香浴(香りをかぐ)

アロマテラピーをはじめて楽しむ人にまず試してほしい、思い立ったらすぐにできる、とても簡単&手軽な方法です。
鼻から香りをかいで吸引する方法ですが、1番簡単なのは、好みの精油をティッシュやハンカチに1滴ぽたり。
鼻に近づけるのはもちろん、デスクの上など近くに置いておくだけでも、ほのかな香りを実感することができるでしょう。

気分やすぐれないときや乗り物酔いしそうなとき、試験や面接など緊張が予想されるときなど、お気に入りの精油を落としたハンカチをポケットに入れておき、取り出してそっと香りをかけば、気持ちをおだやかにととのえてくれます。
オレンジやレモンなどの柑橘系の精油はシミになりやすいため、コットンやティッシュに含ませてから、ハンカチで包むとよいでしょう。

<より香りを感じたいときには>
マグカップを活用した芳香浴がおすすめです。
マグカップにお湯を入れ、好みの精油を1〜2滴落とします。
精油の有効成分とともに、温かな蒸気が鼻やのどの粘膜にやさしく潤してくれます。

乾燥や気になるとき、花粉症やアレルギー、のどの痛みなどがあるときなどには、ユーカリやティーツリーなど呼吸器系に作用する、抗菌・抗炎症効果の高い精油を選ぶのがおすすめです。
深呼吸をするように、鼻からゆっくりと吸い込みます。目に刺激を感じる際には、まぶたを閉じて行いましょう。
この方法で気をつけたい点は、お湯の温度です。
熱湯では精油成分がすぐに揮発してしまい、温度が低すぎるとあまり湯気が立たず、またすぐに温度が下がってしまいます。
70〜80度くらいの温度がベストです。寒い季節など、すぐにお湯が冷めてしまった際には差し湯をすると、再び香りが立ち上ります。

<室内でゆっくりと香りをたのしみたいときには>
アロマポットやアロマライト、デュフューザーを活用すると、広いスペースでも手軽に香りを拡散することができます。
アロマポットやアロマライトは、ロウソクや電球などの熱で精油をあたためることで成分を揮発させ、ゆるやかに香りを漂わせます。
また、ロウソクの炎のゆらぎは心にいやしを与えます。

一方、デュフューザーは、電動式のファンなどで香りの分子を空気中に拡散させます。
熱を加えないため、精油成分が変質することがありません。また、拡散力が強いため、香りを長時間楽しめるのも魅力です。

いずれも、さまざまなメーカーから販売されており、大きさやデザインも多種多様です。用途や好み、インテリアなどに合わせて、お気に入りのものを選ぶのも楽しいですね。

アロマの楽しみ方2・アロマバス

アロマバス

精油を希釈して、お風呂に入れて楽しむアロマバスは、香り自体を楽しむとともに、皮膚からも有効成分を取り入れられる楽しみ方です。
香りの有効成分をぞんぶんに体内に取り込めるよう、ゆっくり深い呼吸を意識しましょう。
精油は油溶性のため、そのままお湯に落とすより、塩や重曹、牛乳、アルコール(日本酒やウォッカなど)などと混ぜてから入れると、よりお湯に馴染みやすくなります。
全身浴でたっぷりのお湯に浸かるのも格別ですが、手や足など体の一部分をゆっくりじっくりと温めるのも心地よいものです。

なお、精油は高温や湿度に弱いものです。劣化を早めてしまうため、バスルームや洗面所での保管は避けてください。

<半身浴>
精油を入れた38〜40度くらいのぬるめのお湯に、みぞおちあたりまで入ります。
お湯で心臓を圧迫しないため、じっくり長時間入浴することができ、ゆったりとリラックスしながら、体の芯まで温めることができる入浴法です。
浴室内全体に精油成分が立ち込めるため、皮膚からの吸収はもちろん、鼻やのどの粘膜からも吸収できます。
体の冷えやむくみが気になるときや、しっかりと汗をかいてリフレッシュしたい際にもおすすめの入浴法です。

<足浴(フットバス)>
両足がつかる、大きめの洗面器やバケツなどを用意します。
42度くらいの熱めのお湯を注ぎ、好みの精油を落とし、両足のくるぶしの上あたりまでを浸します。
お湯の中で、足首や指先を伸ばしたり曲げたり、回したりしながらリラックス。
10〜20分ほど、足先だけでなく体全体がぽかぽかと温まってくるまで続けましょう。

お湯の温度が冷めてきたら、差し湯をし、少し熱めの温度を保つことがポイントです。
入浴後はタオルなどですぐに水気を拭き取り、温めた足が冷えてしまわないように、靴下やルームシューズなどを履きましょう。
しもやけや足先の冷えが気になるときや、足全体がだる重く感じるとき、むくみが気になる際にもおすすめです。

<手浴(ハンドバス)>
しもやけや指先の冷えが気になるとき、末端冷え性や血行不良による不調、肩こりや腕の疲れを感じる際におすすめしたいのが、手首から手のひらをじっくり温める手浴です。

大きめの洗面器を用意し、手首の上まですっぽりとお湯に浸します。
手のひらをゆっくりと開いたり握ったりするのもよいでしょう。
特に、しもやけや指先の冷えが気になる時には、水を入れた洗面器をもう1つ用意し、「湯に5分、水に10秒」と交互に浸ける反復浴を3往復ほど繰り返しましょう。

血行促進効果がさらにアップすること間違いなしです。
全身の疲れがひどいとき、気力がないとき、病中病後で全身浴が負担になる際にも、気軽に試すことができます。

アロマの楽しみ方3・アロマ湿布(温・冷)

アロマ湿布

熱々の温湿布もひんやりとした冷湿布も、手軽でありながら、とても気持ちがよいもの。
筋肉疲労による痛みやこわばり、コリ、生理痛の改善には、患部をじんわりと温め緩めてくれる温湿布が最適です。
打撲や捻挫などケガの直後で熱を持っているときなど、急性の症状には炎症を抑える冷湿布を行います。

洗面器を用意し、集めのお湯(冷湿布の際は氷水)入れ、症状に合わせた精油を2〜3滴落とし、お湯の表面に浮かんだ精油をすくい取るようにタオルを浸してから、かたく絞って完成。
患部など気になる箇所に当てます。 お湯が冷める(ゆるくなる)まで何度も繰り返すとよいでしょう。

患部に温湿布を当て、その上にラップ、さらに乾いたタオルを重ねると、湿布の温度が冷めにくく、温かさが長く持続します。
湿布の前に、植物オイルで希釈した精油を患部に塗る・アロママッサージを行えば、精油がより深く浸透し、さらに効果を実感できるでしょう。

アロマの楽しみ方4・オイルトリートメント(アロママッサージ)

オイルトリートメント

精油を植物オイルで希釈したトリートメントオイルを用いて行うマッサージです。
皮膚から吸収された精油成分が血液に入り、全身を巡って効果を発揮してくれます。

マッサージといっても、特別な技術や知識は必要ありません。
力を込めすぎず、オイルの滑りのよさを生かして、やさしくなでるだけでも十分な効果を実感できます。
精油とマッサージ、両方からのアプローチで、血液やリンパなど全身の流れを促進。
巡りをととのえ、体に溜まった余分な水分や老廃物を排出させるサポートをしてくれます。
こり固まった筋肉をしなやかにやわらかく戻しつつ、鎮静作用が心の緊張をもゆるやかにほぐします。

精油の入ったマッサージオイルは市販のブレンドオイルもありますが、精油とベースオイル(植物オイル)があれば、自分で簡単に作ることができます。
植物オイルにもさまざまな種類があり、それぞれに特徴や効能があります。体調や症状、好みに合わせて選びましょう。
植物オイルも精油同様、開封すると酸化してしまうので、使用頻度に合わせたサイズを購入しましょう。

<おすすめのベースオイル>
■ホホバオイル・・酸化しにくく、初心者でも使いやすい。はじめの1本に。
■スイートアーモンドオイル・・肌をやわらかくととのえ、炎症を抑える効果も。
■アプリコット種子オイル・・サラサラとした使い心地、アンチエイジング効果も。
■アルガンオイル・・美容効果の高いオイル。フェイシャルマッサージにおすすめ。


マッサージを行う際には、オイルを手のひらにとり、手のひらの温度で温めてから、ケアしたい部位へと広げます。
手の重さだけで滑らすように、外から内へ、心臓に遠い方から近い方へとやさしくさすりましょう。

アロマの楽しみ方5・ふだんの掃除にひと工夫

ふだんの掃除にひと工夫

アロマポットやデュフューザーでの芳香浴もいいけれど、もっと手軽に気軽に取り入れたい人におすすめしたいのが、いつもの掃除にアロマをプラス。
たとえば、掃除機をかけながら、お部屋の空気もすっきりととのえたいときには、コットンに精油を7〜8滴ほど垂らし、掃除機のフィルターのそばに入れてみましょう。

掃除機を使う際に出てくる排気口からのイヤな匂いがマスキングされ、好みの香りが広がります。
抗菌・殺菌作用の高い精油を選ぶのはおすすめです。
また、グリーンや木の精油を選べば、まるで森の中にいるような、森林浴を思わせる空間にも。

お部屋の空気をすっきりと保つには、こまめな換気も大切ですが、空気の流れる場所に精油を垂らしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、エアコンの送風口に精油を垂らしたリボンをつけると、風が通るたびに、ほのかな香りが広がります。
浄化作用のある、クリーンな香りの精油を選べば、冬場の感染症対策にも役立つことでしょう。
室内のエアコンはもちろん、カーエアコンにもおすすめです。

もっとアロマを楽しむために 〜アロマクラフトに挑戦〜

アロマテラピーの基本的な楽しみ方をマスターしたら、次におすすめしたいのが「アロマクラフト」です。
その日の気分や体調はもちろん、改善したい症状や用途に合わせて、自分好みにオーダーメイド感覚で作ることができるので、より生活に取り入れやすくなり、アロマがもっと身近なものに感じられるようになるでしょう。

また、自分や家族のためだけでなく、友人やお世話になった方へのちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
贈る相手のことを思いながら、香りを選ぶひとときもリラックスタイムになりそう。
贈られた相手もきっと喜んでくれるはずです。プレゼントには、肌に直接つけるものよりも、より気軽に使うことができるアロマミストやバスソルトがおすすめです。

精油の中には、アレルギーや体質によって使えないものもありますので、その点は注意が必要です。
後述の「禁忌について」の項目もぜひ参考にしてみてください。

<アロマバスソルト(入浴剤)>
アロマバスソルト(入浴剤)

芳香浴に欠かせない、手作りの入浴剤です。
天然塩には血行促進に加え、体を温める加温作用や発汗作用もあります。
傷があると塩分がしみてしまうので、気になる際には塩を重曹に置き換えて作ってください。
重曹は食用グレードのものを使うとより安心です。

【材料】※5回分
好みの精油 15〜20滴
天然塩  200g


【準備する道具】
ガラス製のうつわ(小さいボウルなど)
キッチンスケール
木製スプーン
保存容器(ガラス瓶など)


【作り方】
1)うつわに分量の塩を入れ、中央をくぼませておく
2)くぼみの中に、好みの精油を落とす
3)精油が塩全体に行き渡るように、スプーンやヘラでよく混ぜる
4)ガラス瓶などの保存容器に入れる(作製日と材料を記載しておく)


<アロマミスト(エア・フレッシュナー)>
アロマミスト(エア・フレッシュナー)

アロマの香りを持ち運びたいとき、手軽に瞬時に香りを漂わせたいときに便利なのが、アロマミストです。
精油のアルコールによく溶ける性質を利用し、エタノールと精製水で作ります。
エタノール自体に強力な殺菌・除菌効果があるので、使う場所や用途に合わせて、エタノールの濃度を調整するのもよいでしょう。
ただし、エタノールの濃度が高くなると肌への刺激は大きくなります。

シュッとひとふきするだけで、香りが広がり、空気をととのえてくれるのも何よりの魅力です。
風邪やインフルエンザなどの感染症対策には除菌・抗菌作用の高い精油のブレンド、ゆっくりと休みたいときに心も体もゆるめてくれるリラックスブレンド、仕事や勉強の合間の気分転換に最適なリフレッシュブレンドなど、いくつかの精油を組み合わせて作るのも楽しいでしょう。

【材料】※30mlのスプレー容器1本分
好みの精油 12滴
無水エタノール 10ml
精製水  20cc
スプレー容器 1個
【準備する道具】
ガラス製のビーカー(計量カップでも可能)
計量スプーン
【作り方】
1)ビーカーに無水エタノールを入れ、好みの精油を落とし、希釈する
2)精製水を加え、全体をよく混ぜる
3)スプレー容器にうつす(作製日と材料を記載しておく)

※使う度によく振って使いましょう。
※高温多湿を避け、一カ月半を目安に使い切ります。
※日光を遮断する遮光タイプのスプレー瓶を選びましょう。


<スキンケアローション(化粧水)>
スキンケアローション(化粧水)

おだやかなやさしい香りの化粧水も、精油があれば、あとは材料を混ぜるだけで簡単に作れます。
精油を使った手作りのスキンケアローションはとてもシンプル。
市販のものの香りが気になるとき、ちょっと強すぎると感じるとき、自分で作ってみてはいかがでしょうか。

肌の状態に合わせた、自分好みの香りのローションは、使うたびに幸せな気分にしてくれ、リラクゼーション効果も抜群です。
たっぷりとぜいたくに使うことができるのも手作りならではのメリットです。

【材料】※約100mlのボトル1本分
好みの精油 10滴
ウォッカ 10ml(無水エタノールでも5mlでも可)
精製水  90cc
グリセリン 小さじ1/2(保湿剤)
クエン酸 耳かき1杯分ほど(整肌剤)

【準備する道具】
ガラス製のビーカー(計量カップでも可能)
計量スプーン

【作り方】
1)ビーカーにウォッカを入れ、精油を落とし、よく混ぜる
2)クエン酸とグリセリンも加え、混ざったらボトルにうつす
3)精製水を加え、フタをしてよく振り混ぜる

※冷蔵庫で保管し、2週間ほどで使い切りましょう。

クエン酸・グリセリンは薬局で購入可能。
手に入りにくい際には、どちらか片方だけでも構いません。精油は肌質や好みの香り、肌の状態に合わせて選びましょう。
肌をなめらかにととのえてくれるもの、アンチエイジング効果が期待できるもの、皮膚の再生を促すものなど、作用と香りのバランスを考えながら、ブレンドするのもおすすめです。

★スキンケアにおすすめの精油
サンダルウッド ・・乾燥が気になるとき
ティートリー  ・・ニキビやベタつきが気になるとき
ラベンダー   ・・どんな肌質の人の使える万能選手

2.精油(エッセンシャルオイル)

精油(エッセンシャルオイル)

精油(エッセンシャルオイル)とは?

精油は、薬用植物の花や葉、枝、樹皮や果皮などから、水蒸気蒸留法などさまざまな抽出法で取り出した、非常に高濃度の有効成分を含む100%天然の芳香物質で、成分のひとつひとつが薬理的な作用を持っています。
「油」とありますが、油脂ではなく、数十から数百種の有機化合物が集まってできたものです。
油溶性の有効成分が凝縮されており、どれも沢山の原料からほんのわずかな量(たとえば、ローズの精油1滴を採るには、バラの花200輪が必要)しかとれないため、とても貴重な植物のエッセンスです。

使用の際には、精油原液ではなく、植物オイルなどを用いて希釈してからトリートメントやマッサージに用います。
また、お湯の中に垂らしたり、デュフューザーを用いたりして、空中に香りを漂わせ、有効成分をかいで取り入れる使い方もあります。

現在、専門店などで入手できる精油の種類は200種類ほど。
光による変質を避けるため、遮光瓶に入った状態で販売されています。
天然のものだからといって、必ずしも安全というわけではありません。
有効成分の多くが、植物中にあるときと比べ、非常に高濃度に凝縮されているため、保管や取り扱いには十分注意することが必要なのです。
精油の持つ特性を理解し、安心・安全に取り扱いましょう。

精油の特性
1)水に溶けにくい
2)油脂やアルコールによく溶ける
3)揮発性の芳香物質。すぐに空気中に蒸発する
4)主成分は、炭化水素類・アルコール類・アルデヒド類・エステル類などの有機化合物
5)分子量が小さい
6)様々な薬理的な作用を持つ
7)精油成分は、光・熱・酸素によって変化・劣化する

アロマテラピーと嗅覚

アロマテラピーのメカニズムは、嗅覚と脳の仕組みとを関連づけて説明されます。
香りには、一瞬にして心と体をシフトする力があります。鼻から入った香りの刺激が、脳に伝わるまでの所要時間は、なんとたったの0.2秒ほど。
歯や手足などの痛みが伝わるまでの時間は0.9秒ほどなので、香りが伝わるスピードがどれほど早いかが想像できますね。

精油成分を吸い込むと、まず鼻の奥の嗅細胞に届き、その刺激が電気的信号へと変換され、大脳に届き、そこで「匂い」として認識されますが、それは驚くほどのスピーディさなのです。

人はもちろん、動物にとって嗅覚は失うことのできない大切なものであり、進化の過程においても早い段階で発達した感覚であるといわれています。
それは、生物が生きていくために必要な捕食・生殖・危険回避などに大きく関わるからでしょう。
たとえば、匂いをかぐことで、それが毒なのか食べても大丈夫なのかを見分けているのです。
また、私たちが有毒ガスや腐敗した食べ物の匂いにすぐに気づき回避することができるのは、それが体にとって「危険なもの」であると本能的に判断しているからなのです。

アロマテラピーは嗅覚からの脳へ伝わる経路のほか、皮膚や粘膜から血管に入り血液循環によって伝わる経路や、鼻や肺など呼吸器の粘膜から血管に入り全身をめぐる経路もあります。

また、香りの刺激が伝えられる脳の部分と、快・不快を感じる部分はとても近いので、香りの刺激により、人の気分や感情や左右されることもわかっています。
よい香りをかいだとき、心地よく感じたり、明るい気持ちになったりした体験を持つ人は、きっと少なくないはずです。

私たちは日常生活を送る中で、一週間のうちに2000種類以上ものさまざまな「匂い」をかいでいるそうです。
アロマに限らず、香りは、私たちの生理的な反応や心に影響を与えています。
美味しそうな匂いにお腹がなったり、ふと漂ってきた香りに過去の記憶がよみがえったりするのも、その一例だといえるでしょう。

アロマテラピーの作用

アロマテラピーは、心へのはたらき・体へのはたらき、そして皮膚へのはたらきと、大きく3つの作用があり、特に心と体には同時にはたらきかけます。
それぞれに作用について、ひとつずつみていきましょう。

・心へのはたらき
精油の香りをかぐと、アドレナリンやエンドルフィン、セロトニンといった脳内で機能する神経伝達物質(脳内モルヒネ)が分泌されます。
これらは、情緒の安定や多幸感、活気づけ、鎮静などの心理的効果をもたらします。

香りによる刺激を受ける大脳辺緑系、視床下部、下垂体といった脳の部位は、記憶や情動、本能行動、動物の基本的な欲求、さらには自律神経系や内分泌系のはたらきをコントロールしています。

これらは心の状態の影響を受けやすいため、感情が安定して穏やかに過ごすことで無理なく円滑にはたらき、病気や心身の不調も起こりにくくなりそう。
気持ちがやすらぎ、心地よく感じる香りを選ぶことは、心身をすこやかに保つことにつながるといえそうですね。

・体へのはたらき
精油の有効成分には、血液やリンパの流れを促す作用や、免疫系を強化・活性化させる作用、胃腸や腎臓、肝臓などの臓器や体のさまざまな器官を刺激し、機能を向上させる効果があります。
また、筋肉の緊張をやわらげ、肩こり・腰痛・関節痛や神経痛などの痛みを取り除いてくれる効果を持つものを少なくありません。

特に、精油を希釈したオイルを使っての施術は、精油成分の作用とトリートメントやマッサージの刺激で、高い相乗効果も期待できることでしょう。
また、体内を巡った精油成分は、最終的に腎臓・肝臓へと運ばれて解毒・代謝され、便や尿、汗、呼気などから体外へと排泄されます。

・皮膚へのはたらき
精油の成分の中には、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を活発に促進するなど、スキンケア効果の高いものも多数あります。
殺菌・抗菌・消毒作用のある精油も多く、水虫やニキビのケアにも使えます。

傷を癒し、皮膚の再生効果のある精油、たとえば、ラベンダーは火傷や傷痕の修復にも効果を発揮します。
原液をそのまま皮膚に直接塗布できる精油は、ラベンダーとティーツリーのみで、そのほかの精油についてはどれも植物オイルなどでの希釈が必須です。

スキンケアには、精油のほか、作用がおだやかな芳香蒸留水(ハーブウォーター)を活用するのもおすすめです。

精油の抽出方法

植物に含まれる精油の含有量は、平均すると1〜1.5%ほどであり、中には0.01〜0.02%とほんのごくわずかしか含まれていない植物もあります。

花や葉、茎、樹皮、樹脂など、植物の部位により含まれる精油の量はもちろん、芳香成分も異なります。
また、同じ部位であっても、抽出方法の違いにより、精油の生産量、香り、作用、そして価格も変わってくるのです。

それでは、精油の主な4つの抽出方法について説明していきましょう。

■水蒸気蒸留法
水蒸気蒸留法

もっとも一般的な精油の抽出方法であり、ほとんどの植物で、この方法が使われています。 原料となる植物を鍋や釜の中に入れ、水蒸気を吹き込んで、加熱。
すると、水蒸気の熱により、植物の細胞が壊れ、精油成分や放出・揮発します。
気化した蒸気を集め冷却すると、再び液化するため、水に溶けずに上部に浮いてきた油分を分離させたものが精油となります。
精油をとった後の液体にも精油成分がわずかながらに含まれており、芳香蒸留水(ハーブウォーター)としてスキンケアや飲用に用いられます。

この方法の仕組みは簡単ですが、植物の種類によって蒸留時間・温度・圧など、適切とされる蒸留方法はそれぞれ異なります。
たとえば、高温・短時間で抽出しようとすると、揮発に時間のかかる成分はうまく抽出されません。
そのため、良質の精油を安定して抽出するためには、熟練した腕を要するといわれています。

■有機溶剤法
有機溶剤法

花や樹脂の芳香成分を溶剤で溶かして抽出する方法です。
ローズやジャスミン、フランキンセンス、チュベローズなどに用います。
原料となる植物を、石油エーテルなどの有機溶剤に浸した後、溶剤を蒸発させると、「コンクリート」と呼ばれるものが残ります。この「コンクリート」にアルコールを加えて、芳香成分だけを抽出。

さらにアルコールと取り除いて精製したものが「アブソリュート」と呼ばれる精油です。
この方法では、水蒸気蒸留法では抽出されにくい成分をはじめ、ロウ成分や色素なども含まれるため、生産量がやや増加する利点もあります。

■冷浸法(アンフルラージュ法)
冷浸法(アンフルラージュ法)

ラード(牛脂、もしくは豚脂)が芳香成分を吸着する性質をうまく利用した伝統的な方法ですが、近年ではあまり行われなくなっている抽出方法です。
木枠で囲ったガラス板の両面にラードを塗布、櫛で筋をいれた上に材料の花(ジャスミンやチュベローズ)を敷き詰め、3週間から1月ほどかけて、途中、手作業で花を取り替えながら、芳香成分を吸着させます。

芳香成分で飽和した状態のラードを「ポマード」といい、この「ポマード」をアルコールに混ぜて芳香成分を抽出。アルコールを取り除いて精製します。
この方法で取り出されたものも「アブソリュート」と呼ばれますが、溶剤で抽出したものと区別し「シャッシーアブソリュート」と呼ぶこともあります。

■圧搾法
圧搾法

オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系の果実の皮を搾ることで、芳香成分を抽出する方法です。
この方法では熱を加えることがないため、植物の持つ自然の香りそのままに、成分の変化を起こすことなく抽出することが可能です。

圧搾法で抽出されたものは、正確には「精油」ではなく「エッセンス」と呼ばれます。
昔は、内側に釘を施した樽の中で果実を転がして果皮に穴を空け、精油と果汁を集めてから分離させていましたが、今ではローラー式の機械を用いて圧搾、遠心法で精油と果汁を分離させる「低温圧搾」と呼ばれる方法が一般的となっています。
よりグレードの高いものは、果実を除いた果皮のみを圧搾し、エッセンスを抽出します。

3.アロマテラピー(芳香療法)

アロマテラピー

アロマテラピー(芳香療法)とは?

青々とした草木の香り、爽やかな果実の香り、華やかな花の香り。植物の持つ香りは、匂いとしてだけでなく、私たちの心や体にさまざまな働きかけをしてくれます。
アロマテラピーは、そんな植物の香り(精油)を用いて、心身の不調を癒し、トラブルから穏やかに回復、健康維持や美容に役立てていく自然療法です。

もう少し具体的に説明すると、精油をキャリアオイル(植物オイル)で希釈したものを用いて、マッサージやトリートメントを行ったり、 アロマポットやアロマデュフューザーなどの道具を使い、空気中に香りを拡散させ吸入したり、さまざまな方法で香りを楽しみながら、薬理作用を持つ植物の力を借りて、心身のバランスをととのえていきます。

アロマは何も特別なものではありません。
私たちにとって身近な存在です。
たとえば、端午の節句のときに「しょうぶ湯」に入ったり、冬至のときに「ゆず湯」に入ったりしませんか?
これは、昔から行われていた芳香療法=アロマテラピーのひとつです。
アロマテラピーが本場のヨーロッパに限らず、日本においても、よい香りを持つ芳香植物は「香薬」と呼ばれ、薬の原料としての役割を担ってきたのです。

もちろん日本だけでなく、世界中で古くから、身近にある植物を薬の代わりに、食べたり・塗ったり・匂いを嗅いだりするなどして、傷や病気の治療に利用してきました。
また、宗教儀式などにも使われており、イラク北部にあるシャニダール遺跡にある、ネアンデルタール人の墓の土から、多くの花粉が見つかっています。

5万年前の人々も、私たちと同じように、死を悼み、花をたむけていたのでしょう。
このように、人はいつの時代も植物と共にありました。現在のようなアロマテラピーが行われるようになったのは20世紀になってからですが、 古くから人々は、植物の香りの持つ力を知っており、それをうまく生活に中に取り入れてきたのです。

アロマテラピーの語源と発展の歴史

「アロマテラピー」とは、フランス語の【aroma(アロマ):香り】と【therapie(テラピー):療法】を組み合わせた造語であり、
フランス人化学者のルネ=モーリス・ガットフォセ(1881〜1950年)によって作られた言葉であるとされています。

ガットフォセは、研究中にひどいやけどを負い、治療を受けたにもかかわらず経過が悪く、傷痕が残ってしまいました。
その壊疽となった傷にラベンダーの精油を塗布し続けたところ、驚くほどきれいに傷痕がなくなった経験から、精油を用いた治療法について研究をはじめました。

そして、この療法は将来大きな役割を果たすであろうと予言し、1937年『Aromathérapie』を出版したのです。
「アロマテラピー」という言葉を生んだガットフォセは「アロマテラピーの父」とも呼ばれています。

1920年代、ガットフォセが精油を用いた治療・医療的側面にフォーカスしはじめて以来、フランスでは、アロマテラピーが治療法の1つとして注目されはじめました。
軍医であったジャン・バルネは、戦争で傷ついた兵士の治療に精油を使用。その治療成果やそれまでの臨床経験をもとに、 軍籍を離れた後の1964年に『ジャン・バルネ博士の植物=芳香療法』を出版。

多くの臨床に基づいた精油の薬理作用を、医師をはじめ、多くの人々に伝えることとなりました。
ジャン・バルネ博士の研究の流れをくみ、フランスそしてベルギーでは、医療分野でのアロマテラピーが発展。
フランスでは現在も「アロマテラピスト」を名乗ることができるのは、医師のみとなっています。

ガットフォセとジャン・バルネ博士の書籍、古代エジプト、古代ギリシャ・古代ローマ時代の医学、中国医学、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、薬草療法などに関する さまざまな文献をもとに、精油が持つ薬理作用・療法としての可能性を追求。

1960年代後半から本格的な実践をはじめ、1977年、アロマテラピーの原理と精油の使い方をまとめた著書「The Art of Aromatherapy」を発表したのが、アロマテラピーのパイオニア、ロバート・ティスランドです。

この本は世界12ヵ国語で翻訳され、世界中はもちろん、日本においてもアロマテラピーが広がる大きなきっかけとなりました。

日本では、1970年頃より、山椒やわさびなど従来から慣れ親しんできた薬味に加え、イタリアンパセリやバジルなどのハーブが食卓へと浸透してきます。
80年代後半になると、ロバート・ティスランドをはじめ、イギリスから著名なアロマテラピストが来日。
アロマテラピーに関する講演を行うようになり、一般の人々が「アロマテラピー」に触れる絶好の機会となりました。
1996年には「日本アロマテラピー協会(現・(公社)日本アロマ環境協会)」が設立され、その後、さまざまな関連団体の普及活動の成果もあり、 幅広い分野で活用できるものとして、アロマテラピーは広く市民権を得るようになったのです。

さらに90年代後半になると、フランスやベルギーで注力・主流となっているメディカル・アロマテラピーの情報も入るようになりました。
今後、国内においても、ヨーロッパ同様、医療分野で応用・活用されていく可能性が広がっていくことでしょう。

アロマとハーブの違い

まず、ここで説明するアロマは、アロマテラピー。精油を用いた芳香療法のことを表します。
一方、ハーブは、言葉の通り「薬草」です。漢方のように煎じ薬として内服するだけでなく、食材のひとつとして料理やお茶などの飲み物にも使われます。

ハーブが持つ独特の香りを楽しんだり、肉や魚など他の食材が持つ気になる匂いをマスキングしたり、また消化促進や滋養強壮作用などの健康促進効果も期待できます。
「薬の草」と呼ばれるとおり、西洋版漢方薬といってもよいでしょう。

アロマもハーブも、植物の持つ香りや効能を利用し、自然治癒力を高めたり、不調を改善したりという点においては同じなのですが、
大きな違いをあげるとすると「食用できるかどうか」という点につきます。

料理や飲み物にアレンジし、食用することで体の中に取り入れ、効果を発揮させる・楽しむハーブに対し、アロマで用いる精油は食用することができません。
思わず口にしたくなるような、レモンやオレンジ、グレープフルーツなど食材としての楽しめる植物から抽出した精油であっても、残念ながら服用には適していないのです。

なぜ、食用できる植物からとれるものなのに、服用することができないのでしょうか?
精油は大量の植物から抽出した、高濃度のエッセンスです。たとえば、ローズの精油1滴を得るには、200輪ものバラの花を必要だといわれます。
いくら食用できる自然のものだといっても、1度にこれほどの量を体に取り入れるのは、体にとって大きな負担となり、健康被害を及ぼしてしまうことも考えられるでしょう。

ハーブは、その香りを楽しみ、体の内側から心身にやさしくはたらきかけるもの。
アロマ(精油)は、オイルで希釈してマッサージやトリートメントに使ったり、芳香浴で香りを拡散させたりしながら、植物の持つ有効成分を吸収し、心や体、脳にはたらきかけるもの。

それぞれが持つ特性を理解すれば、体の内側・外側の両面、心と体、脳へとうまくはたらきかけることができそうです。
植物の持つ自然の香りをぞんぶんに楽しみながら、気になる不調の改善や健康促進に役立てていきましょう。
まずは、ハーブでも精油でも、自分にとって無理なく使えるお気に入りのものを選び、毎日の暮らしの中で、実際に使ってみること。日常の中に取り入れてみることがおすすめです。

4.まずそろえたい、おすすめ精油8種

おすすめ精油8種

精油の選び方

アロマを楽しむために、欠かすことのできない精油たち。
でも、どれを選んでいいのか、何本くらいあればいいのかわからない人も多いでしょう。

アロマを気軽にさまざまな日常のシーンに取り入れられるように、数ある精油の中から、初めて精油を購入する人が、まずそろえておくと便利な精油8種類をご紹介します。

もちろん、8種全部を一度にそろえなくても大丈夫。
精油それぞれの持つ特徴や効果を知り、自分にとって必要だと思うもの・試してみたいものから一つずつ選んでいくのもいいでしょう。
アロマショップの店頭などで、香りを確認しながら選ぶのもおすすめです。

実際に精油を使ってみることで、香りはもちろん、精油の持つそれぞれの効果を実感してください。

ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)

ラベンダー・アングスティフォリア

学名:Lavandula angustifolia
科名:シソ科
抽出部位:花(花穂)と葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:酢酸リナリル、リナロール、ラバンジュロール
主な産地:フランス、オーストラリア(タスマニア)、ブルガリアなど


アロマと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるもっともポピュラーな精油といえば、ラベンダーでしょう。
やさしい青・紫色をしたラベンダーの花の姿は、見るものに静かな安らぎを与えてくれます。甘く爽やかな香りもその姿と同様に、心と体どちらにも穏やかに作用。
心・体・感情・精神、すべてのバランスをやさしく調和します。

交感神経の興奮を鎮める酢酸リナリルを豊富に含み、副交感神経を活性化。
また、自律神経系の調整作用にもすぐれており、緊張から解放されたい・ときほぐされたい時に最適な香りです。
体に痛みがあるとき、そわそわと落ち着かないとき、イライラしてしまうときに。

ラベンダーの語源は、「洗う」という意味を持つラテン語の「Lavare(ラヴァーレ)」という説があり、その言葉の通り、痛みや憂い、 うっ積した感情を洗い流し、内面の静けさ・穏やかさ、自分らしさを取り戻すサポートをしてくれます。


さらに、薬理効果も高く、殺菌・抗菌、抗炎症作用や、やけどや切り傷などの皮膚を修復・再生する力も備えています。
また、刺激が少なく、敏感肌を含む全ての肌タイプで使用できるため、湿疹やかゆみ止め、スキンケアにも安心して使えます。
少量であれば、希釈することなく原液をそのまま塗ることができるので、ニキビや虫さされ、傷の治療に。

ふと一息つきたい時にはもちろん、虫さされや軽い火傷の応急処置として、なかなか眠れない夜の誘眠剤代わりにと、さまざまな場面で活躍してくれる、使い勝手の良さもラベンダーの大きな魅力。

小さなお子さんからご年配の方まで幅広く安心して使える、やさしい精油です。

ペパーミント

ペパーミント

学名:Menthe piperita
科名:シソ科
抽出部位:全草(根を除く)
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:ℓ-メントール、メントン、酢酸メンチル、1,8シオネール
主な産地:アメリカ、フランス、スペイン


ピリっとした辛味とほのかな甘さ、スーッとした清涼感のある、おなじみの香り。
ペパーミントは、古代エジプトの時代から栽培されているミントの仲間です。ミントは古くからエジプトをはじめ世界各地で栽培され、料理や飲み物、体調をととのえるための手当てとして活用されていたことが、さまざまな文献に記されています。

風が通り抜けるような清涼感のある香りと爽快感を感じされる「もと」は、主成分であるℓ-メントールです。
ℓ-メントールには、痛みをやわらげる鎮痛作用をはじめ、筋肉をゆるめる作用、血流やリンパの流れを促進する作用があり、筋肉痛はもちろん、緊張やストレス由来の頭痛、肩こりや腰痛、関節痛の緩和にも役立ちます。

強壮刺激作用のある香りには、リフレッシュ効果があり、頭をすっきりとクリアにしてくれるので、活力を与えたいときにもぴったり。

たとえば、大切な試験や面接、プレゼンテーションなどあがってしまいそうなとき、ざわつく心をしずめて冷静さや平常心を取り戻したいとき、 悲観的な考えが頭を離れないときなどに、前向きなパワーを与えつつ、精神のバランスを回復させる効果があります。

また、何かに集中したい時にもおすすめの香りです。

体への作用としては、胃痛・吐き気・消化不良・便秘・下痢など、消化器系の不調全般の改善に効果があります。
また、滞った血液や老廃物を流す作用もあるため、むくみが気になるとき、コレステロール過多のとき、ダイエットの際の食欲コントロールなどにも使われます。

他の精油とのブレンドはもちろん、単独でもさまざまな場面で活用でき、また即効性が高く、すぐに効果が感じられやすいのも魅力。
乗り物酔いでムカムカするとき、運転中に眠気が出てきたときなど、手軽にリフレッシュできるので、外出や旅行の際にもぜひ携帯したい精油です。

ただし、皮膚・粘膜への刺激が強いので、マッサージなど肌に使う際には、必ずパッチテストを行いましょう。

ティーツリー

ティーツリー

学名:Melaleuca alternifolia
科名:フトモモ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:テリピネン-4-オール、γ-テルピネン、α-テルピネン、
主な産地:オーストラリア、中国


名前の由来は、オーストラリアの先住民がお茶のようにして飲んでいたことからきています。
すぐれた抗菌・殺菌・消毒力を持つティーツリーは、「天然の抗生物質」として、特に抗生物質が登場する以前には、世界各地でさまざまな感染症対策に利用されてきました。

すっきりとスパイシーで、ユーカリに似た澄み渡るようなシャープな香りは、あらゆるものをクリアに浄化する作用があるといわれています。

特に、慢性的に疲れを感じている人におすすめの精油で、蓄積したストレスが原因となるマイナスな感情を浄化し、気持ちを穏やかにととのえてくれます。
否定的な思考に陥りやすいとき、何をやってもうまくいかないと考えてしまうときに、冷静さを取り戻し、前向きな気持ちになるきっかけを与えてくれる香りです。

いつも頭の中が気ぜわしく、やることが沢山あるのにうまく取り組めないとき、気持ちがざわついてそわそわと落ち着かないときなどにもよいでしょう。
透明感のあるクリアな香りが頭をすっきりとさせ、行動的にしてくれます。

また、すぐれた抗菌・抗ウイルス作用に加え、免疫系を活性化する作用もあるため、呼吸器系の上気道・下気道の感染症、風邪、インフルエンの予防、花粉症やアレルギー鼻炎の緩和にも効果的。
白血球を活性化し、病気の予防、病後や抗生物質飲用後、心身のバランスをととのえる作用もあります。
また、人に感染する真菌や細菌の増殖を防ぐため、水虫や口内炎、ニキビ、虫さされなど、皮膚のトラブルにもよく使われます。
症状のあるところに、原液をそのままつけることができますが、その際にはパッチテストを必ず行いましょう。

ローズマリー(ローズマリー・カンファー)

ローズマリー(ローズマリー・カンファー)

学名:Rosmarinus officinalis ct camphor
科名:シソ科
抽出部位:花と葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:α- ピネン、1,8-シネオール、カンファー、カンフェン
主な産地:フランス


するどい刺激を感じるキリリとしたシャープな香りは、鼻の奥からすーっと抜けて頭の中をすっきりクリアにしてくれます。
ローズマリーのつよく刺激的な香りは、脳内の血液量を増し、記憶力や集中力を高めるとともに、心を高揚・活性化させ、ひらめきやインスピレーションのもとにも。

何かに打ち込みたいとき、集中力アップに最適な香りです。
気力がなくぼーっとしてやる気に欠けるとき、何かと気が散ってしまうとき、意欲や決断力が欲しいときにもよいでしょう。

また、心臓の拍動を強めて血流を促進し、筋肉を弛緩させる作用もあるため、緊張やストレスからくる頭痛や肩こり、むくみの解消から、筋肉疲労や筋肉痛、関節痛、腰痛、神経痛、リウマチなどにも使われています。

ローズマリーには、脳の神経物質を活性化させ脳の働きを改善する作用や、記憶力を高める作用があるので、古代ギリシャでは、学生たちが試験に臨む際、髪にローズマリーの小枝を差したとのエピソードも残っているほど。
また、ヨーロッパでは、庭にローズマリーの木を植えておけば魔女除けになるといわれ、今でも多くの家庭の庭で見られます。

心も体も元気づけてくれる、「若返りのハーブ」ローズマリー。精油は、ごく少量でも強壮作用を示し、香りが強すぎてしまうと、かえって負担となり、疲れてしまうこともあります。
高濃度になりすぎないように、十分に注意して使用しましょう。

ユーカリ(ユーカリ・ラジアータ)

ユーカリ(ユーカリ・ラジアータ)

学名:Eucalyptus radiata
科名:フトモモ科
抽出部位:葉(乾燥)
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:1,8-シオネール、リモネン、α-テルピネオール
主な産地:オーストラリア、南アフリカ、中国


オーストラリアに600を超える種が自生しているユーカリは、葉の部分に多くの薬効成分が含まれており、古くから先住民たちにより、さまざまな不調をととのえる薬草として使われてきました。

まず、特筆すべきは、その強力な抗菌作用です。
どんな感染症もかかってから治すより、かからないように予防したいもの。
デュフューザーなどを用いて、部屋中に香りを拡散させると、ウイルスの侵入をシャットアウトしてくれるので、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に最適です。

体への作用では、鼻や咽頭などの上気道や耳の症状に効果を発揮します。
去痰・うっ血除去作用にすぐれているため、咳をしずめ、痰を切る効果も。
また、炎症をしずめ、花粉症やアレルギー性鼻炎などの鼻づまりの症状も緩和もしてくれます。

ユーカリのすっきりとした香りは気持ちを前向きにととのえます。
特に、心身ともに疲れを感じはじめたときに用いると、活力を取り戻し、回復させるように働きかけてくれるでしょう。
気持ちの落ち込みが気になるときに、ユーカリの香りをかぐと、心地よい刺激が気持ちをそっと引き上げてくれるのです。
滞ってしまった感情を解放させ、心に余裕を持たせてくれるので、自分の可能性や感情を閉じ込めてしまいがちなとき、つよいストレスを感じているとき、ストレスのより胃腸の不調があるときにも、手にとってほしい精油です。

ゼラニウム(ローズ ゼラニウム)

ゼラニウム(ローズ ゼラニウム)

学名:Pelargonium graveolens
科名:フウロソウ科
抽出部位:花と葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:シトロネロール、ゲラニオール、リナロール
主な産地:マダガスカル、エジプト、レユニオン島、中国


各種あるゼラニウムの中でも、ローズ精油と共通の成分を含み、ローズに似た華やかさとハーバルな香りを持つのが、ローズゼラニウムです。
ローズゼラニウムの持つ作用で、もっともお伝えしたいのは、ホルモンバランスの調整作用でしょう。
副腎や視床下部に働きかけ、ホルモンの分泌や自律神経のバランスを調整し、心と体の両方にやさしく作用します。

そのため、生理痛や生理不順、更年期の情緒不安定など、婦人科系のトラブルや悩みを抱える人に特におすすめです。
ホルモンバランス由来の精神的な乱れも調整してくれるので、過度に落ち込んでしまったり、興奮しすぎたり、気持ちが大きく揺れてしまうとき、心と体がアンバランスだと感じるときにも。
気持ちを安定させ、おだやかに情緒豊かに人生を楽しめるようにサポートしてくれる香りです。

リンパや静脈を強壮し、体内に滞る余分な水分や老廃物を排出させる作用もあるため、むくみやだるさが気になるときにも効果的。
皮脂バランスの調整や皮膚の若返り作用もあり、マッサージやクレイパック、スキンケアに使えば、お肌を美しくととのえる効果も。
乾燥肌・オイリー肌とも安心して使えます。

また、主な成分の1つであるシトロネロールは、蚊が嫌う香りであり、昆虫忌避作用があるため、デュフューザーなどで香りを拡散し、蚊除け対策に。
スプレーやジェルを作れば、屋外へも手軽に持ち運べ、庭仕事やキャンプなどの際にも重宝します。

マンダリン

マンダリン

学名:Citrus reticulate
科名:フウロソウ科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
成分の一例:リモネン、α-テルピネン
主な産地:イタリア、スペイン、アメリカ


数ある柑橘系の精油の中で、もっとも甘く、フルーティな香りを持つ精油です。
万人に好まれる香りであるため、香水の原料にも多く使われています。誰にもなじみのある、みかんのような甘く爽やかな甘い香りは、不安を鎮め緊張を解きほぐし、気分をリフレッシュ。気持ちを明るく前向きにととのえてくれる作用があります。

交感神経を沈静し、高いリラックス効果で気持ちを満たし、精神的安定をもたらします。
神経過敏で些細なことで疲労困ぱいしてしまうとき、心が落ち着かず情緒不安定なときに手に取るとよいでしょう。
うつ状態や不安、イライラを和らげ、眠りを誘う効果もあるので、なかなか眠れない夜にもおすすめです。

中枢神経を沈静させる作用や、胃腸のはたらきを促進する作用もあります。
特に、ストレスなどの精神的な要因による食欲不振、吐き気、消化不良といったさまざまな消化器系のトラブル改善にも役立ちます。
また、脳下垂体の安定を図るとも言われ、内分泌系の不調に使われることもあります。

また、小さな子どもにも好まれやすく、柑橘精油の中では光毒性がほとんどなく、安心・安全に使うことができるため、フランスなどでは「子どものための精油」と呼ばれることもあるそう。
子どもへの使用は、芳香浴やお腹へのオイルマッサージがおすすめです。

フランキンセンス

フランキンセンス

学名:Boswellia carterii
科名:カンラン科
抽出部位:樹脂
抽出方法:水蒸気蒸留法、有機溶剤法
成分の一例:α-ピネン、リモネン、パラシメン
主な産地:インド、エチオピア、オマーン、ソマリア、イエメン


乳香、オリパナムとも呼ばれます。
乾燥した半砂漠に育つ梅に似た低木で、幹から染み出した乳白色で涙型の樹脂(乳香)から抽出される精油です。
古代エジプトでは太陽神ラーに捧げられ、その後も宗教儀式で使い続けられています。
古往今来、神聖な香りとして扱われてきたフランキンセンス。樹脂や香木を焚く「薫香」は、人々を清め、癒し、災いや悪霊を取り払う力があるとされています。

フランキンセンスの香りは、気持ちを高揚させ恍惚感をもたらすとともに、深くしずめる効果もあります。抗うつ作用があり、不安をそっと取り除きながら、 呼吸を深く、瞑想状態へと導きます。
呼吸を深め、胸部の緊張を解いていくことは、気管支炎などの呼吸器系の不調改善や免疫力の向上にも役立ちます。
ヨーロッパの医療現場では、緩和ケアによく使われている香りです。

また、免疫系を刺激し細胞を活性化するため、抗アレルギー作用や、老化予防の効果も期待できます。
新陳代謝を促進し、肌を潤しやわらかくする作用、傷の回復を早め再生させる作用もあり、シワやたるみなど、肌のアンチエイジング対策のスキンケアに取り入れるのもおすすめです。
また、痴呆予防にも効果があるともされています。

5.アロマを安全・安心に楽しむために

アロマを安全・安心に楽しむために

これだけは守りたい、精油の基本ルール

アロマテラピーに使用する精油は、植物から抽出された100%天然由来のものですが、天然の物質だからといって、必ずしも100%安全というわけではありません。
精油は、植物の持つ成分をぎゅっと凝縮したエキスのようなもの。植物の中に含まれているときと比べると、70〜100倍ほどに濃縮されているのです。
だからこそ、私たちの心や体によい作用をもたらしてくれるのですが、使い方を誤ると逆効果になってしまうこともあるということを、頭の片隅に置いておきましょう。

精油を使う際の基本的な注意事項

・精油をそのまま(原液)使わない・飲用しない
一部の精油(ラベンダー、ティーツリー)を除き、原液での塗布は行いません。
誤って原液が皮膚についてしまったときには、大量の水で洗い流します。直接塗布できる精油であっても、綿棒やコットンに1〜2滴含ませて患部につけるなど、使用量には気を配りましょう。

・気になる際にはパッチテストを行う
トリートメントやスキンケア、アロマバスなど、皮膚にふれる場合には、使用する前にパッチテストを行います。

■パッチテスト(簡易版):のやり方
1)精油を混ぜる植物オイル(キャリアオイル)のみを腕の内側に塗布
2)使いたい精油2滴を1の植物オイル(キャリアオイル)5mlで希釈し、腕の内側に塗布。

※いずれも塗った直後と1〜2日後の様子を確認します。
塗った直後に刺激や違和感を感じたり、かゆみが出てきたりした際には、すぐに水で洗い流しましょう。


・保管場所に留意する
うっかり口に入れたり、触ってしまったりすることのないように、小さなお子さんやペットの手が届かない場所に保管しましょう。
また、油分を含む精油は引火する可能性があるため、火気には十分な注意が必要です。

安全に楽しむために気をつけたいこと

・希釈について
精油を皮膚などに使う際には、原則として原液での使用はせず、植物オイル(キャリアオイル)などで希釈して使用します。
希釈(濃度を薄める)に使うものを、キャリアもしくは基材と呼び、さまざまな植物オイルをはじめ、エタノールやクレイ、天然塩、ミツロウ、はちみつ、ジェル、芳香蒸留水などがあります。
キャリアそれぞれに特性があるので、その性質を理解し、使用用途や場面に合わせて使い分けるとよいでしょう。

<こんなキャリアがおすすめ>
・植物オイルの場合、滑りや皮膚への浸透がよいもの
・キャリア自体に皮膚や体に有効な成分が含まれているもの
・添加物や香料などが含まれていない、安心・安全なもの
・鮮度が新しいもの(古くなると酸化し、アレルギーを起こしやすい)


・希釈濃度について
キャリア(基材)に対する精油の割合のことを、希釈濃度といいます。
一般に販売されている精油は、1滴=0.05mlほどです。そのため、10mlの植物オイルに10滴の精油を加えたときの希釈濃度は5%となります。
アロマテラピーの基本では、希釈濃度1〜2%がスタンダードですが、肌への刺激が強い精油や、敏感肌の人・体力が弱っている人・常用薬のある人・子ども・ご年配の方、またペットに使用する場合には、さらに薄めて使用します。

いつも使い慣れている精油であっても、その日の気分や体調によって、香りや刺激を強く感じることもあります。
使用した際に、自分の体や心の変化を感じながら、ちょうどよい希釈濃度を見つけていきましょう。

・光毒性について
精油に含まれる成分の中には、紫外線と反応し、炎症やシミを起こすなどのダメージを与える「光毒性」という作用があります。
主に柑橘系の精油に含まれているため、日中や外出の予定がある際には、光毒性のある精油の皮膚への使用は控えましょう。

光毒性があるとされている精油でも、ベルガモットなど、光毒性を起こす成分フクロマリン類を取り除く処理をしたもの(FCF:フクロマリンフリーの略)もあります。
柑橘系の精油をどうしても日中使いたい際には、また光毒性が気になる人は、FCF表記のある精油を選ぶ方法もあります。

<光毒性のある精油(一部)>
アンジェリカ、オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、ゆず、レモン


・禁忌について
精油の成分や特性、使用する人の健康状態や体質によっては、精油を使うことができない・使わない方が好ましい場合があります。
持病のある人やそれにより特定の薬を内服している人、妊娠中や出産後(授乳中を含む)、病気や皮膚トラブルのあるときは、特に注意が必要です。

■主なアロマテラピーの禁忌一覧
<高血圧>
ペパーミント、ユーカリ、ローズマリー

<腎臓疾患・腎臓障害>
ジュニパー、フェンネル、ブラックペッパー

<敏感肌>
オレガノ、クローブ、サイプレス、シナモン、ジュニパー、ジンジャー、タイム、ティーツリー

<てんかん>
シダーウッド、セージ、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、ヤロウ、ユーカリ、ローズマリー

<飲酒時>
クラリセージ

<集中したいとき>
イランイラン、クラリセージ、ジャスミン、ネロリ、プチグレン、マージョラム

<乳幼児>
シダーウッド、シナモン、セージ、バジル、ヒソップ、フェンネル、ベチパー、ペパーミント、ヤロウ、ユーカリ、ローズマリー

<妊娠初期>
原則として安定期に入るまで、精油の使用は不可。

<妊娠中期・後期>
アンジェリカ、キャロットシード、クラリセージ、クローブ、シダーウッド、ジュニパー、ジャスミン、シナモン、セージ、タイム、バジル、パルマローザ、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、メリッサ、ヤロウ、ユーカリ、レモングラス、ローズマリー

<授乳中>
シダーウッド、シナモン、セージ、バジル、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、ヤロウ、ローズマリー

禁忌以外の精油についても、使用中に不快感や違和感を感じるなどの変化があった場合には、速やかに使用をやめましょう。
フランスをはじめとするヨーロッパ諸国では、医療としてアロマが活用されています。長期に渡る入院など、病気治療中には気分も沈んでしまいがち。
気持ちを明るくととのえたり、痛みをやわらげたり、特に緩和ケアの分野で積極的に取り入れられています。

持病や治療中の病気があるけどアロマを使いたい、病中だからこそアロマを味方につけ少しでも心地よく過ごしたい。
また、闘病中の家族をアロマでサポートしたい。そう思う人も少なくないはずです。
禁忌には十分に注意しつつ、安心・安全に使えるアロマを無理なく取り入れる。
気になることやわからないことがある際には、自己判断せずに医師や、アロマのスペシャリストであるアロマセラピストに相談することをおすすめします。

★子どもへのアロマ
3歳未満の乳幼児には、空気中に香りを拡散させる「芳香浴」がおすすめ。
マッサージなどに使う際には、大人の使用量の1/10ほどからはじめ、多くても1/2までを限度をします。

★ご年配の方へのアロマ
持病や既往症(てんかん・がん・皮膚疾患など)に特に気をつけます。
香りの持つリラックス・癒し効果は、生活の質を高めてくれるでしょう。
はじめてアロマを体験するなど、アロマにあまり馴染みのない場合には「芳香浴」から。
使用する精油の量も1/2ほどにするとよいでしょう。

★妊娠・出産時、授乳時のアロマ
精油には子宮を刺激する作用を持つものや毒性が高いものもあります。
妊娠中は禁忌の精油も少なくありませんので、妊娠時に安心してアロマを楽しみたい人は、専門家への相談をおすすめします。
また、妊娠中はふだんよりも匂いに敏感に反応、また肌の過敏になりやすいので、低濃度での使用、特に芳香浴がおすすめです。
授乳期は赤ちゃんがお母さんの匂いを覚える時期でもあるため、出産直後は精油の使用を控える・ごく低濃度で使いましょう。
強すぎる香りは、赤ちゃんを刺激し、眠りを妨げてしまうこともあるので、注意が必要です。

精油の購入時に気をつけること

アロマテラピーで使用する精油の成分は、鼻(粘膜)から皮膚から私たちの体に入り、血液循環とともに全身をくまなく巡ります。
そのため、期待した効果をきちんと得るためはもちろん、安心・安全にアロマテラピーを楽しむためにも、品質のよい精油を手に入れることが大切です。
精油は、アロマやハーブの専門店のほか、インテリアや生活用品店、インターネットでも手軽に購入可能です。手軽に買えるからこそ、 きちんとした商品を選ぶ基準を持つことが大切なのです。

<購入の際のポイント>
・100%天然であること
・原料植物の学名(ボタニカルネーム)・抽出部位・抽出方法・原産国が明記されていること
・遮光瓶に入っていること
・適正価格であること
・成分分析データが添付されたケモタイプ(※)、原料植物が有機栽培のものだとさらに望ましい


また、きちんとした抽出方法を守り、品質を保持している精油であれば、極端に安価なことはありません。
安すぎる場合は注意が必要です。
精油を取り扱うメーカーや販売店もいろいろありますので、はじめて精油を購入する際には、ぜひ専門店の店頭で、実物の香りをかいでみてください。
その際、スタッフの方に精油の特徴や使い方など、聞いてみるのもいいでしょう。

アロマのスペシャリストとして、アドバイスしてくれるかもしれません。
また、アロマの専門店の中には、精油の使い方やアロマテラピーの基本を学べるセミナーやアロマクラフトのワークショップなどを開催しているお店もあります。
これからアロマをはじめたい、楽しみたい人は参加してみてはいかがでしょうか。アロマについて知ることで、もっと知りたい・楽しみたいと興味が湧いてくるに違いありません。

※ケモタイプ(化学種)について 米や果物などの農作物は、たとえ種類が同じであっても、産地や収穫年によって味が異なることはめずらしくありません。
自然の植物から抽出される(植物の加工品)である精油も同様です。
精油の香りや保有される成分も、土壌の質や天候など原料である植物の生育環境・過程の影響を受け、収穫・加工する度に、微妙な変化があります。
成分に大幅な変化があると、私たちに及ぼす薬理作用も異なってくるため、別の精油として取り扱われますが、植物学的には同じ種類となるので、ケモタイプ(化学種)と呼ばれます。
不調に改善など薬理作用を期待してアロマを活用する際には、精油の成分分析データを参考に精油を選べば、より期待する効果をえられるでしょう。

精油の保管時に気をつけること

精油は植物から抽出したエキス100%であるため、とてもデリケートな性質のものです。
抽出後、徐々に香りが変化・劣化していきます。特に、開封後は酸素にふれることで酸化も。
香りも成分も劣化してしまう前に使い切るためにも、開封したら半年〜1年以内を目安に使い切りましょう。
また、いつ開封したのかわかるように、ラベル部分などに開封日を記載しておくと安心です。マッサージオイルやスキンケアローションなどにつきましては、 精油だけよりもさらに傷みが早いので注意が必要です。

精油+植物オイルのマッサージオイルは常温で1〜2カ月以内に、精油+精製水などのローションは冷蔵庫保管で1〜2週間が目安です。

<保管の際のポイント>
・直射日光と湿度を冷暗所で保管
・開封後は6カ月〜1年以内に使い切る
・精油と何かを混ぜたものは、さらに早めに使い切る

アロマを味方に、心身ともにすこやかに

自然の産物であり、植物の持つ素晴らしい能力をぎゅっと恐縮したエッセンスである精油たち。

その豊かな香りを楽しむとともに、私たちの心に体にはたらきかける作用をうまく活用することは、毎日の暮らしをすこやかに、心地よく過ごすことへとつながります。

気持ちを明るく元気づけたいときに、しずかにおだやかに落ち着きたいときに。
お気に入りの精油を手に取り、香りをかいでみてください。

精油の持つ自然の力が、あなたの心に体にそっと寄り添うように、サポートしてくれることでしょう。
アロマテラピーが、あなたのすこやかな日常をささえる、よきパートナーになりますように。

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