ヨガインストラクターの後藤ハルカです。
もう間もなく、宇宙元旦と呼ばれる春分が3月21日にやってきます。
今年に入ってから、周りの環境やご自身の変化を感じている方も多いと思いますが、
特に今年の三月は惑星の移動によるエネルギーの変化が大きいです。
西洋占星術では、太陽が牡羊座に入り春分を迎えた瞬間の天体の配置図を読み解くことで、
次の春分までの1年の流れを読むことができるといわれています。
今回は、2023年の春分図を読んでみました。
皆さんの今年を過ごすうえでのヒントになれば幸いです。
新しい展開によって行動を促される年
チャート全体の雰囲気を表す星座は、12星座の1番目の星座である牡羊座です。
牡羊座には幸運の星である木星も入っています。
牡羊座の意味は“パイオニア・チャレンジ・戦い・新しいこと・直感力”などが挙げられます。
この2023年は、自分にしかできないことや新しいことに挑戦する人が増えていくでしょう。
“自分にしかできない”というのは、大きなことでなくても良いのです。
普段関わりのある人との人間関係や、職場の環境に変化を起こしてみたり、
近所で新たな趣味を始めるのも、立派な“自分にしかできないこと”。
人によって様々な新しいスタートがあるでしょう。
そしてここには前世の傷を表すキロン、幸運の木星も重なっているため、
何か新たな展開を経験する人の中には、少し胸がざわざわと不安定になったり、逆に癒されるような感覚を味わうこともあるかもしれません。
もしも外側の出来事に不安になったら、自分の気持ちと向き合い内観することでポジティブに変換していけるでしょう。
まだ先はよく見えていなくても大丈夫
春分の瞬間、太陽は12ハウスにあります。12ハウスは“目に見えないもの・カオス・秘密・善悪を超えたもの”などを表します。太陽は、目的意識や自我の現れです。
現実世界よりは精神世界とのつながりを強めていくことを意図する流れなので、
ここでも自分との向き合い(特に過去に関すること)がテーマになっているでしょう。
新しい時代への激しい変化の中で、自分がこれまで培ってきたものの中で何を残していくのか?そういったことに向き合う流れなのかもしれませんね。
この太陽はふたご座の火星と葛藤の角度を形成していて、その火星の居る場所からは、
引っ越しや移動が増える、新しい情報を集める、そんなエネルギーも感じられます。新しいスタートを切るための学びをする人が増えるかもしれません。
ですが“境界線を曖昧にする”海王星からの影響で、変化を促される感覚は多くの人が強く持っているものの、まだその進む道には曖昧さが感じられます。
答えがわからず、成功するか失敗するかもわからない状態であっても、なんとかなるさ!OK!と言う心持ちを意識することで、精神的な不安定さをフォローしていきましょう。
“委ねる力”を鍛える一年に
そしてこれらの結果を表す星座が、今年は山羊座になります。
その度数を読んでみると、「流れに逆らわずに自分のペースで進む」という意味を持っています。
今ある流れに逆らわないとか、自然のサイクルに沿った生活をするとか。
「分からないものを分からないままにしておく勇気」を持つということかもしれませんし、そのために精神的世界について学んでいく、受け入れていくというのがテーマになる方も多そうですね。
今年の春分図は、このような読み解きになりました。
12ハウスというスピリチュアルな場所に惑星が集中していることからも、今後はますます精神性が大切になり、目に見えないものに「委ねる力」を着実に身に着ける人が増えていきそうです。
その分、何を信じたらいいのか?という基準については、きちんと理解しておいた方が良いかもしれません。
3月には2年半ぶりに土星がうお座へと移動し、こちらも大きな変化です。
土星はそぎ落としや具現化の作用があり、うお座はスピリチュアルや芸術などを表します。私なりの見解ですが、本質的なスピリチュアルの背景には必ず哲学が存在しています。
今年以降は、より本質的なスピリチュアリティが残されていく流れになるといいなと思っています。
2023年、皆さんはどんな年にしたいですか?春分の日は少し静かに座って、目を閉じて丁寧に呼吸をして、五感を研ぎ澄ませて今の感覚を感じてみましょう。気づきがあったら、手帳にメモを。今ある感情を書いてみたり、アイディアや欲求を書いてもいいですね。ぜひ試してみてください^^